革のアレコレ: 革の種類・特徴
ラムスキン
生後1年未満までの子ヒツジの皮を鞣した革。
子ヒツジの皮は、サイズが小さく希少価値も高いため、羊革の中で最高級品とされています。生後6ヶ月までの皮は、ベビーラムスキンと言われ非常に高価な革になります。毛穴が小さくキメの細かい綺麗な肌が特徴の皮で、なめし作業を経て革になると、しなやかなで柔らかい質感を持った美しい表情の革に変化します。
ラムスキンは、とても肌触りが良く、軽量で保温性にも長けているので、ジャケットやコート、手袋といった衣料品によく使われています。薄く馴染みの良いラムスキン本来の厚みを活かした製品が多く作れ、希少価値の高い革素材を使用した高級品として人気を集めています。生地厚以上に薄くして使用する場合は、別素材と貼り合せて使用することもあります。
歴史
古くは、毛皮として利用されていました。産地や毛の種類などで等級が分かれる種類が豊富な革素材です。