革のアレコレ: 革の種類・特徴
ディアスキン
ディアスキンとは、“牝鹿革”を指します。
別項で紹介しているバックスキン(雄鹿革)と同じように、軽く丈夫で通気性に優れた革素材で、鹿革の中でも“レザーのカシミア”と呼ばれるほど肌触りが良く柔軟性に優れています。
鹿革は、繊維が複雑に絡んでいて、細胞中に含まれる油分が抜けにくい性質を持っています。その為、手入れの手間が少なく、他の革と比べても風合いを保ちやすいといった特徴があります。
人類が最初に身にまとったのが鹿革と言われ、日本では、1000年以上前から鹿革を使用していたとされています。現在では、レザージャケットや財布、歴史的な側面から「印伝」など伝統工芸品にも使用されています。
厚みにバラつきがあるのでバックスキン同様1.0mm前後に厚みを整えて使用することをオススメしています。