革のアレコレ: 革の種類・特徴
クロム革
塩基性硫酸クロム塩という化学薬品で鞣された革を指します。
クロム革は、耐久性や耐火性といった物性に優れるカラーバリエーションが豊富な革素材です。
比較的に軽く丈夫(1mm以下に薄く漉いて使用することも可能)な革素材なので、アパレル品、アパレルパーツ、雑貨など、様々な製品に使用されています。コバ(革の側面)の仕上げは、植物タンニン鞣しのヌメ革と異なり、磨くだけの処理で仕上げるのは難しいので、ヘリ返しや色付けが推奨されています。
発色がよく軽さが求められるジャケットやバック、特にレディース商材では、クロム革を使用した製品が多く生産されています。
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クロム鞣しを施した革は、ウェットブルーと呼ばれる薄い青色に鞣し上がるので、明るい色や淡い色の染色が綺麗に仕上がります。