革のアレコレ: 革の種類・特徴

エナメル革

エナメル革とは、革の表面に光沢と耐久性をもたせた革を指します。

鞣し終わった革の表面に、加熱したアマニ油や樹脂を溶かしたワニスなどを塗り込みます。その後、塗り込みと乾燥を繰り返して光沢のある被膜を作りエナメル革に仕上げます。

エナメル革は、被膜により革の表面が守られているので耐久性や耐水性に優れています。通常の革とは違い経年変化がなく無変化であることが最大の特徴といえます。

靴で使用される事が多い革素材ですが、昔は舞踏会などフォーマルな場で特に重用とされたそうです。最初に発明された方がその手法で特許を取得したことから「パテント(特許)レザー」と呼ばれたりします。現在では、天然の油ではなくウレタン樹脂等を使用して仕上げることもあります。

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