革のアレコレ: 革の種類・特徴
オイルレザー
オイルレザーとは、油を多量に含んだ革を指します。
通常の革も鞣しで加脂という工程が入るのである程度オイルが含まれていますが、オイルレザーと呼ばれる革は、仕上げ工程などで更にオイルを含ませて仕上げる革素材です。通常以上にオイルを含ませることで、革に柔軟性を持たせ、耐久性や耐水性を高めています。液状のオイルをドラムで革に浸透させたり、最終仕上げで革の表面に塗り込んだりと、その手法と油の種類は様々です。
プルアップレザー
特に芯までオイルをたっぷり含ませたものを「プルアップレザー」と呼びます。
革を折り曲げたりするとオイルが移動して白っぽくなり、手で伸ばすとオイルが移動して元の表情へと戻ります。独特のツヤ感としなやかな質感を持つ高級感漂う革素材なので、バックや小物などの製品によく仕様されています。のり付きが悪く、細かい作りに向いていないので、革の表情を活かした比較的シンプルな作りの製品に向いています。
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