革のアレコレ: 皮革用語・その他

合成タンニン

合成鞣剤<じゅうざい>又はシンタンとも呼ばれる鞣し剤。第一次及び第二次大戦にかけて軍需物質としての皮革の需要が高まり、入手困難な植物タンニンの代替用あるいは補助用としてドイツを中心に開発された。その後、高付加価値化やファッション性の付加のために種々の用途(染色の均染剤、風合い改良剤、中和剤など)で多くのタイプが製造されるようになった。

当初は芳香族(ナフタレンやフェノール)のスルホン酸とホルムアルデヒドの縮合物で鞣し作用のあるものに限られていたが、最近は脂肪族系あるいは合成樹脂系のものも含まれる。主としてアニオン性であるが、カチオン性又は両性のものも市販されている。合成鞣剤単独の鞣しは手工芸用、ボール用など限られていたが、クロム鞣し、タンニン鞣し問わず再鞣剤として多く使用されている。

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