革のアレコレ: 皮革用語・その他

キュアリング

原皮の保存仕立てのこと。剥皮された皮は、血液、肉片、土などが付着しており、かつ、体温や水分なども微生物の増殖を進行させる。そのため腐敗細菌が増殖して原皮の品質が劣化する。この微生物の増殖を防ぎ、原料皮を保存するための処理をキュアリングと呼ぶ。

保存や輸送を安全に容易にするためにとられる処理である。塩蔵法、塩乾法、乾燥法がある。塩蔵法には、生皮に固形粒状塩を散布する散塩法(conventional pack cure)と塩化ナトリウムの飽和溶液に浸漬する塩水法(ブラインキュア、brine cure)があり、塩生皮を乾燥したものを塩乾皮、生皮をそのまま乾燥したものを乾皮又は素乾皮という。


塩蔵法に替わる方法として、冷却又は冷凍保存が検討されている。ピックルドハイドやピックルドシープは脱毛後、冷却工程まで進めた皮である。この皮では輸送中の温度や時間により品質上の変化が生じやすい。

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