革のアレコレ: なめし・染色

植物タンニン鞣し

植物タンニン剤を用いた鞣し方法。紀元前から続いている鞣し方法の一つで、古くは鞣皮力のある植物の樹皮や幹、葉や実などを粉砕して皮と共に桶の中に水に浸して鞣した。その後、温水で抽出した植物タンニンエキスの使用と共に大きく発展した。

槽(ピット)を使った鞣し方法が種々開発されたが、いずれも長い日数を必要とした。近年、ドラムを使用した速鞣法も開発され、工程日時の短縮がなされている。鞣した革は、伸びが少なく可塑性に優れ、堅ろうな革が得られ、環境に対して負荷が比較的に少ないためエコレザーとして現在でも広く使用されている鞣し方法である。底革、サドル革、クラフト革(手芸用革)などの製造に利用されている。

なめし・染色