革のアレコレ: なめし・染色

クロム鞣し

3価のクロム錯体による皮の鞣し方法。準備工程の終わった皮をピックリングした後、塩基性硫酸クロム鞣剤で鞣す一浴法が行われている。ドラムやハイドプロセッサー(コンクリートミキサーと似た形の容器)に皮と鞣し液を入れ、6~8時間回転し、24時間以内で鞣しを終了するが、鞣し液の組成(鞣剤濃度、pH、塩基度、塩濃度、マスキング剤など)と温度、ドラムの回転数、浴比などによって鞣し時間は異なる。
この後、合成タンニン、植物タンニンによる再鞣しを行うことが多い。
クロム鞣しは鞣し時間が短く経済性に優れ、製品革は柔軟で保存性、耐熱性、染色性が良く、薄くした場合の強度も保てるので甲革、袋物用革、衣料用革などの用途に最も広く行われている鞣し法である。

なめし・染色