革のアレコレ: 革の種類・特徴

アニリン革

アニリン革とは、草木などの天然染料ではなく、アニリン染料(合成染料)で仕上げた革を指します。
★革の染色は大きく分けて”染料仕上げ”と”顔料仕上げ”に分かれます。

アニリン革は、革本来の経年変化を楽しめる革です。発色がよく上品な艶感と透明感があります。顔料仕上げと違い革の表情を活かした仕上がりが特徴なのでキズやシミは隠れません。また、水に弱いので雨などに濡れてしまうと水ぶくれのようなシミが出来てしまいます。

上記の特徴から長く使えて雨などに濡れにくい財布や小物といった商品に適しています。最近では、アニリン染料以外の染料を使って最後にクリアラッカー等で透明感を出す”アニリン調”や染料仕上げの後顔料を足す”セミアニリン仕上げ”などもあります。

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